親と一緒に医師の説明を聞くときのコツと、聞くべきこと
おすましおばさん左

病状や今後の治療方針を医師から聞くときは、患者である親本人だけでなく、できるだけ家族もいっしょに話を聞きましょう。

ここでわかること:
老いた親だけでは正確に聞き取れないこともあるので、親子で医師の話を聞こう
準備ができていないときは、改めて説明の機会を設けてもらえる
聞きもらしのないよう、事前に聞くことメモを準備して説明を受ける

現状を正確につかむため、医師の話は親子で聞く

親の病状や治療方針については、子やキーパーソン(※)が共有したほうがよいとするのには、次のような理由があります。

※キーパーソン…患者のかわりに手続きをしたり、家族との連絡をしたりする人で、入院のとき病院からキーパーソンを決めるように言われます。

子が同席したほうがいい理由

  • 子が心配しないように病状を隠したり、都合よく話を変えたりすることがある
  • 親が説明を理解したり記憶する能力がおとろえていることがある
  • 親は医師に自分の希望を伝えにくいこと場合がある

病院側には「医師の説明には立ち会います」と伝え、事前に連絡をもらうようにしておく とよいでしょう。

説明のための時間を別にとることもできます

「急なことで動揺して説明を理解できそうにないとき」や「自分と親以外にも同席してほしい人がいるとき」は、理由を告げて説明の時間を後日とってもらうこともできます。

おすましおばさん左

「前回の説明では理解できなかった」というときでも大丈夫です。

無理せず、落ち着いて話が聞ける状態で説明を聞きましょう。

医師に聞くことを準備していく

限られた時間のなかで聞きたいことをもらしたり、内容を忘れてしまわないよう、医師から説明をうけるときはメモを持参しましょう。

おっけーおじさん左

聞きたいことのリストも用意して説明を受けるとさらにいいでしょう。

現在では「インフォームド・コンセント」(内容を十分理解してから治療に同意すること)が大切だと考える傾向があるので、納得がいくまで質問するのはごく普通のことです。

口頭ではどうしてもわかりにくい複雑な治療内容については、プリント資料などがあるか聞いてみましょう。

医師の説明のとき聞いておきたいこと

医師に聞いておきたいことには、次のようなことがあります。

医師に確認しておきたいこと
  • 検査内容と検査の目的(検査を受ける前のとき)
  • 診断(病名)、症状、検査結果
  • 病状(進行度)、今後の経過
  • どんな治療をするか(手術・処置・投薬など)
  • 治療による後遺症は予測されるか、どんな後遺症か
  • 手術するときは、その内容(麻酔方法、切開する場所、病巣の切除方法、手術にかかる時間など)
  • 治療にはどのような効果があるか
  • 治療後はどこまで回復が見込めるか
  • 治療をしない場合はどうなるか
  • 治療のリスク(合併症や副作用)には何があるか
  • 治療によって合併症が副作用があったときの対応はどうするかそれ以外の治療法はないか、なぜその治療ではないのか
  • 治療後の生活はどう変わるか
  • 治療後の生活では何を注意するか
  • そのほか、クリニカルパス(入院中の治療や生活のスケジュール表)の中で疑問に思ったこと など

クリニカルパス(入院診療計画書)を今後の見通しに役立てる